不定期連載・・・コスト削減! 5.|大阪市の矯正歯科 | 野田阪神駅徒歩2分のはしもと矯正歯科

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院のコンセプト合わせたコスト削減

2019.02.11

昨年ホームページをリニューアルしてから色々な方々からご連絡・ご意見を頂きました。

中でも数多く頂いたご意見に費用のお話しがあります。

他院に比べ高い・安い?

高いところと安いところ,何が違うのか?

最安値って安心して治療受けられるの?

などなどです。

そこでこれから不定期連載でコストのお話しを順次アップして行きたいと思います。

当院の基本コンセプトは「最高の治療結果を最低のコストで」に尽きると考えております。

この場合の「コスト」というのはその言葉か即連想される「治療費」であったり,また治療に掛かる「期間」であったりまた「回数」であったりします。

これらを高いレベルで成立させるには何が必要か?

それは高い治療技術をもって治療を行う事と,それらを統括管理する管理技術にあります。

この場合の管理技術というのは,簡単に言ってしまえば「いかにムダを省くか?」ということです。

これから当院のコスト削減の管理技術についてご説明致します。

 

開院コンセプト

かつて私は矯正歯科の範疇では規模の大きい部類の矯正専門歯科医院に勤務しておりました。

そこではチェアー(治療イス)が8台あり,勤務している矯正医も一時は5名を越え,スタッフ総勢では約20名を超える大所帯でした。

当然一日の来院患者数は80名を超え,大変な忙しさでありました。

これだけの規模になりますと,医院の維持コストもまた莫大で「入ってくるお金も大きければまた出て行くお金も大きい」といった状態でした。

ここでは大変な数の患者様を診療させて頂きましたので,これは凄く貴重な勉強をさせて頂きました。

しかし,こういったスタイルの診療ですと治療行為の他の管理にかなり手間が掛かってしまいます。

伝達事項一つ取っても大事なことは20名なら20名のスタッフ全員に確実に伝えなければなりません。

これは当時かなりのストレスでした。

 

規模に合った立地として選んだ大阪市福島区

自院をオープンするときは「身の丈に合った規模」を念頭に置いて開院場所を決定し,規模を設定しています。

当院の場所が大阪市福島区なのはその為です。

ここなら大阪市の中心たる梅田からも近く(阪神電車,急行なら一駅)地下鉄,JR,バスなど多くの公共交通機関でのアクセスも良好で,かつテナント料も梅田付近に比べ数分の一です。

また医院の規模もそれほど拡大することを考えず,内装デザインも外見重視より「自分が治療を行うのに一番動きやすい」を中心に全てを考えて図面を引きましたので,動きにムダが出来ません。

これが基本コスト削減に大きく関与しています。

 

アナログ機器を現像部分でデジタル化する機械を導入しコスト削減

開院する場所と基本コンセプトというグランドデザインが決まりましたので,それに基づいた診療機器を決定して行きました。

歯科診療機関で最も高価な機材は何か?

それは診療用チェアーとレントゲンです。

皆さんは矯正歯科で使用されているレントゲン機器やチェアーの価格が幾らくらいか想像が付きますか?

一般的なレントゲン1台,チェアー3台で約2,000万円近く掛かります。

それと同時にこの2種類の機器はハッキリ言って基本構造や基本性能は30年近く前から殆ど変わっていません。

よく歯科医院のwebサイトに「当院では最新型の診療台を用い・・・」みたいな記述がありますが,基本的な機能が変わらないので,機械としてのメンテナンスをキチンと行い,長期に渡って大切に使用して5年,10年のサイクルで目を向ければ大幅にコストを削減出来ます。

またレントゲンも基本構造は変わりませんが,近年はカメラと同様にデジタル化が進んでいます。

基本構造が変わらない機械をデジタル化された新型に買い換えるのは「動作に問題のない大部分を新しくする」事になりますので,これも大変コストが掛かります。

当院で使用しているレントゲン機器はアナログの現行機種ですが,これがデジタル化された新型は端末のパソコンを含めると,700万円以上になります。

従って当院ではアナログ機器を現像部分でデジタル化する機械を導入し,パソコンを全て自分で購入,設定することにより200万円以下で完全デジタル化しております。

また業者任せになりがちな院内LANの設定も全て時前ですので(歯科の業者さんはLAN設定でなんと1台あたり8万円とか言ってきます!)これにもコストが掛かりません。

 

パソコンの活用でコスト削減

歯科クリニックのような小規模事業所ではパソコンの活用がコスト削減の大いなる力となります。

全体的な患者管理に始まり画像管理,近年では3Dデーター管理,その他材料管理や金銭管理など応用範囲は枚挙にいとまがありません。

通常一般歯科では患者様の全体的な管理,例えば現在総計何名の患者様がいらっしゃるのか?男女の比率は?住所は?電話番号は?  等々。

こういったいわゆるデータベースはパソコンの得意分野であり,いまでは殆どの歯科医院では「レセコン」なるシステムが装備されており管理を行っています。

これは元々健康保険を請求するとき,正確な記録と書類が必要になるため,それらを管理する機械として発展してきました。

ですから,国内にも沢山のメーカーがあり,購入するのも選択肢は豊富です。

 

当院のオリジナルシステムを構築

矯正専門医院では元々矯正歯科が保険適用の処置ではないため,レセコンでは「必要以上の機能が沢山あって,矯正医にとって必ず必要な機能がない」という状態になります。

代用させるにもシステムあたり約300万を超えてきますので,大いなるムダとなってしまいます。

そこで当院では汎用データベースソフトを使って当院のオリジナルシステムを構築しています。

これは当院が開院当初からすでに構築してありましたので,事実上タダです。

自前での開発ですので,時代に合わせて「必要な機能は足して行く,不要な部分はなくして行く」事が自由自在です。

当院のオープンは1995年ですので,かれこれ20年以上にわたってバージョンアップしています。

このシステムのおかげで一般的な管理に始まり他院への依頼書,紹介状,お礼状など必要なあらゆるデーター,文書が数クリックで閲覧・印刷可能です。

しかもデジタル化されたレントゲンのパソコンともリンクしていますし,矯正歯科の世界では必須の口腔内写真もすべてeye-fiによってメインマシンに自動的に送られます。

これらの事柄を人手で行うとかなり手間暇が掛かり,必然的に人件費が高騰しますが,当院では可能な限り自前のシステムで自動化しています。

 

汎用の市販アプリケーションをカスタマイズ

一般的な管理業務は汎用の市販アプリケーションをカスタマイズすれば仕事には充分事足ります。

むしろ変に専業ソフトを持ち出すと,最初は良くても後で困ることが出て参ります。

ありがちなケースは,ソフトのメーカーの経営体力が乏しく,OS等のバージョンアップに対応しきれず,途中で機器ごと文鎮化する場合です。

歯科の専業機器はモノによっては数百万級も珍しい事でもなく,コレをやられるとダメージが計り知れません。

で,メーカーに対応を要求すると,SATA3接続がスタンダードなこの時代でIDE接続のHDDやらWin2000のパッチやらを法外な価格で販売してきます。

従って購入するときには,メーカーの見極めがとても大事になります。

当院の場合,専業機器(レントゲンのデジタル化など)のセットアップは全て自分で行っています。

従って,機器をコントロールするPCのメンテも自分で行っており,機器の商品寿命にあわせた交換パーツも確保していますので,まあ向こう10年程度は大丈夫でしょう。

 

レントゲン画像を分析するセファロは専業ソフト

反対に専業ソフトでしか事実上仕事にならないケースもあり,矯正治療の場合はセファロと呼ばれるレントゲン画像を分析するソフトウェアが代表的な物でしょう。

このソフトの仕事は,まあ単純に言ってしまえば「定規と分度器で長さと角度を測る」に尽きるのですが,患者様お一人あたり100項目を超えるとなると,はやりパソコンの出番となります。

このセファロ分析という作業,分析方法だけでも数十種類は存在し,担当医としてはデーターは豊富であることに超したことはありません。

おまけに70年代以降の分析は,方法論そのものがコンピュータの使用が前提で構成されていますから,マニュアルで対応するには無理があります。

そしてこの件に関しては海外製品をそのまま導入すると不都合が生じる場合があります。歯にも顎にも人種による差異があり,世界を相手にしている海外メーカーの場合,一応東洋人にも配慮はされていますが,日本でしか使用されていない分析も存在します。

これが目当てであれば,はやり日本製の出番です。ガラパゴスであることもたまには善の場合があります。

ところが2016年現在で日本矯正歯科学会認定医は約3000人程度です。

これは日本の市場規模が3000人強しかないことを意味します。

しかも,歯科大学や勤務医を抱える診療所なら矯正医の数ほどソフトも必要ありません。

この市場に代表的なメーカーが3〜4社ありますので,中々熾烈な競争です。

当院ではこの分野に関しては国内で最初期から参入しているメーカーの製品を20年以上バージョンアップしながら使用しています。

従って20年以上前の患者様のデーターもパソコン本体が変わっても(LC475からmacbook pro)OSが変わっても(Mac OS 7。61からエルキャピタン)読み込むことが出来ます。

こうした「管理機材の管理のコスト管理」も矯正歯科医院の院長の大切な仕事です。

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